ようこそ!

マトリョーシカフェ、次は何処で?


生き物の中に生き物がいて、またその中に生き物がいて、またまたその中に生き物がいて…。
そんなのは、マトリョーシカ人形だけの話しと思っていたら、
なんとこの世の中には、そんな生き物があちこちにいるのですって!
信じられます?
そんなびっくりな生き物たちをマトリョーシカ生物と名付け、
マトリョーシカフェに大集合させることにしました。

マトリョーシカフェは、
お子様・主婦・学生・OL・働き盛りman・生涯学習者・カフェ巡り好きなどなど、
どなたでも楽しめる夢あるサイエンスカフェです。
およそ1-2時間程度、お茶を飲んだり時には食事でもとりながら、
マトリョーシカについて想いを馳せるそんな会です。
仕事や学校帰り、レジャーや散歩のついで、暇つぶしに、ちょこっと寄り道はいかが? 
マトリョーシカと日々戯れながら真剣に向き合い研究する者たちとの
つかの間の息抜きタイムをお過ごしください!


マトリョーシカフェは、普段の生活では接することのない、科学の研究者達に直接会い、現在の最先端の現場でどのような研究が行われているのか、その内容についてお話し、研究者と参加者の間で知識を共有し、疑問を解決したり、意見を求め合い、さらには、アイディアを挙げて議論し合ったりするような場所です。

科学者とは異なる立場にある一般市民として、普段あまり触れることのない科学的な活動「サイエンスカフェ」に参加し、積極的に日本の科学リテラシーの向上に関わり、得た知識や考えを広く身近な市民に伝えるとともに、科学のあり方を深く考え、そのような場を参加者自身の身近な場所に作っていく(家族の中での雑談や、友人等とのお喋りなどで十分なのです)という関わり方は、ある意味、日本の科学リテラシー向上のためのボランティア活動のひとつとも言えます。そしてそれは、未来への責任を負った現代人の責務でもあるでしょう。

昨今、マスメディアによる一方的な情報提供の元で、応用に即役立つ科学や、絶大な評価を受けた科学的事象だけが注目される状況は、基礎科学研究の重要性を、視聴者が忘れがちになってしまう要因のひとつと考えられます。また、マスメディアによる報道には誇張や偏りがある場合もあり、情報を鵜呑みにすることは危険です。情報に満ちた世界の中で、出来るだけ正確な情報を得ようと努力することや、自分自身はどのような立場で何を思うのかという自主的な活動に向かって、考える事をやめない姿勢は大切なことだと考えます。

ほとんどの研究者は、正しい科学的な手順と論理に基づいて、真摯に自分の科学的事象と向き合い、日々を真剣に過ごしています。そんな科学の世界で行われている事は、難しくてよく分からない遠い世界の事と思う方もおられますが、一概にそうとも限りません。その科学的事象の多くは、一般市民の皆様と、その重要性や面白さを共有できるものでもあるのです。科学の言葉そのもの(例えば数式や化学式など)がよく分からなくても、その研究は何を目的にどんな事をしているのかというエッセンスについて、興味を持ち、理解しようとすれば、面白さや重要性が感じられる研究もたくさんあるのです。

基礎科学も、応用科学も、日本や世界の科学発展の土台を支えてきたことを、マトリョーシカフェの実施を通じて参加者の皆様にお伝えし、参加者の皆様がその事を考え、議論する種にしていただければと考えています。

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